20th Anniversary Festa!
ごあいさつ

コマを割って、初めてマンガの様なモノを描いたのは、小学4年生のクラブの時間………だった気がします。
自分が主人公……だった気もします。
意味の無い4コマでしたが。

先生に言われるがまま、文房具屋さんで製図用のインクを買い、カブラのペン先を買い、ペン軸を買い。
『マンガ入門』とかにかいてるやつだ!とか思いながら。
ドキドキのワクワクのテカテカでした。
一生懸命下描きを繰り返して初めてのペン入れ。
ひっかかるし、にじむし、全然上手く出来ませんでした。
漫画家の人はすごいなぁ。
と、当時の自分は思ったものですが、今考えると、先生から配られた紙は――……画用紙でした。
プロ使用の画材を買わせておいて それはねえだろオイ!と、今ならつっこむところですが初めての『ペン入れ』を体験した小学4年生の私は、何だか少し大人になった気がしたものです。

漫画家デビューから かれこれ20年――。
『え?もうそんなに経ったの?』
というのが正直なところだったりするのですが(^_^;)
本当に沢山の方々に支えられて今の自分がいるのだよなぁ……。
と、しみじみしちゃいます。
畑にお祝いのページを作って下さるというので、この場を借りまして、20年間のお仕事を振り返りつつ、漫画家・夢来鳥ねむを支えて下さった全ての方々へ、思い出話や、曝露話(笑)など、各種織り交ぜつつ感謝の気持ちをお伝えしていきたいと思っております。


2009年6月吉日 夢来鳥ねむ


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